遮熱材の施工を検討している方の中で、種類や素材、選び方について詳しく知らない方もいらっしゃるでしょう。また、断熱材と遮熱材の違いについてもよく知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、遮熱材と断熱材の違い方、遮熱材の素材や種類、遮熱材の選び方まで詳しくご紹介していきます。遮熱材の施工を検討していらっしゃる方は、知っておくと役立つ情報なのでぜひ参考にしてみてください。
遮熱材と断熱材の違い
まずは、遮熱材と断熱材の違いについてご紹介していきましょう。基本的な違いは熱を反射するか断つかにあります。その他の違いについては以下で詳しくご紹介します。
遮熱材は熱を反射する
遮熱材（遮熱シート）の主な特徴は、輻射熱を反射することです。金属膜のアルミ箔をシート状に加工した遮熱シートは、輻射熱を反射することによって熱の伝わり方を抑える働きがあります。遮熱シートの場合、アルミの純度が高ければ高いほどその効果は期待でき、反射性能が上がります。
断熱材は熱を断つ
断熱材の主な特徴は、熱を断つことです。断熱材は遮熱材と違って、空気を含んだ素材です。そのため、断熱材は厚みがあればあるほど断熱性能が高くなります。空気の層の厚みを増せば増すほど、断熱性能が上がるという特徴があります。
遮熱シートの素材と種類
遮熱シートの素材には主にアルミ系と塗料系の2種類があります。それぞれ使用用途や使用箇所に違いがあります。それぞれの特徴を理解しておくことで施工時の失敗が少なくなるので、ぜひ参考にしてください。
アルミ系遮熱材
アルミ系の遮熱材は、主に建物の内部に使用される素材です。アルミの純度が高ければ高いほど性能が良くなるのです。そのため、アルミの純度によって、いくつか種類があります。
アルミ遮熱材は主に建物の内部に使用されるので、雨風による影響を受けず劣化がしにくいという特徴があります。そのため、長期間の使用が可能です。
塗料系遮熱材
塗料系遮熱材は、外壁や屋根などの建物外部に使用される素材です。塗料系遮熱材の種類はその用途によって、違いがあります。
塗料系遮熱材は建物の外部に使用されるため、その分劣化のスピードも早くなるでしょう。5〜10年ほどで性能が低下するので、塗料を塗り直す必要があったり、塗料が汚れてしまうと性能が落ちたりします。
遮熱シートの素材と種類の選び方
遮熱シートには2種類あることを先ほどご紹介しました。ここでは、遮熱シートの素材や種類の選びかたについてご紹介していきましょう。遮熱シートを施工する際に、以下のことを詳しく業者に説明すると、よりスムーズに施工できるのでぜひ参考にしてみてください。
どんなことを求めているのか
遮熱シートを施工することで、どのようなことを求めているのかを考えるのが大切です。暑さ対策や寒さ対策、底冷え対策など、遮熱シートに求めることを決めましょう。
性能はどれくらいが理想か
遮熱シート選びの際は、その性能についても考えると良いでしょう。先ほどご紹介しましたが、アルミ系遮熱材の場合は、アルミの純度によって性能は異なります。アルミの純度が高くなればなるほど性能は上がりますが、その分費用も高くなります。費用も踏まえた上で遮熱シートに求める性能について決めておくと良いでしょう。
予算はいくらか
遮熱シートの施工にかけられる予算はいくらかもある程度決めておくのが良いでしょう。できるだけ予算を抑えて施工を行いたい人もいれば、性能次第では予算がかかっても良いという人もいらっしゃるでしょう。ある程度予算を決めておくことで、業者に相談する際もスムーズに施工が進みます。そのため、予算に限りがある方は事前に決めておくのが良いでしょう。
どのくらいの期間使用したいか
どのくらいの期間遮熱シートを使用したいのかも決めておくと良いでしょう。アルミ系遮熱材の場合は建物の内部に使用するため比較的寿命は長くなります。しかし、塗料系遮熱材は建物の外部に使用するので、5〜10年ほどで再塗料が必要になるでしょう。他にも雨風などの外的要因によっても劣化が進むので、定期的なメンテナンスが必要です。そのため、どれくらいの期間使用したいかなども決めておくと、種類選びで迷うことが少なくなるでしょう。
まとめ
今回は遮熱材と断熱材の違い、遮熱材の素材と種類、遮熱材の選び方についてご紹介しました。それぞれの素材の特徴を理解した上で施工を依頼するのが良いでしょう。ご自分の部屋に適した素材を選ぶことで、より遮熱効果をしっかりと受けることが可能になり、省エネや電気代の節約にもつながっていくでしょう。
「プロックスマテリアル株式会社」では、遮熱材の取り扱いや遮熱材（シート）の施工を行なっております。遮熱材の素材や種類の相談から施工まで、ご相談をお受けしております。シートの選び方などで悩んでいるという方は、ぜひ一度お気軽にご相談くださいませ。
