屋根に遮熱対策をすることで、夏の暑さから家を守ることが可能になります。遮熱対策には、遮熱塗料を屋根に塗る、屋根の下に遮熱シートを貼るなど、さまざまな方法があります。しかし、足場を組んだりしなければならないため、大がかりな工事になるケースもあるでしょう。そこで、天井に遮熱シートを設置することで大がかりな施工になることもなく、スムーズ作業が行われるのです。
今回の記事では、屋根の遮熱対策の一つである遮熱シートを施工する流れと、そのメリットについて詳しく説明します。
屋根に遮熱シートを施す工程は2つ
太陽光を遮ることで熱を室内に取り込むことを防ぎ、暑い夏にはその効果に多くのメリットを感じられるでしょう。屋根に遮熱シートを施す工程は、2つのタイプに分けられます。ここでは、それぞれの施工の流れについて説明しましょう。
屋根(仕上げ材)の下に遮熱シートを敷く
瓦などのように、屋根の仕上げ材の下に遮熱シートを敷く方法があります。その場合、まず足場を組み、既存の仕上げ材や金具を外します。そして、遮熱シート、合板、防水シートと重ねて敷いていきながら最後に仕上げ材をかぶせて施工が完了です。
使用する遮熱シートによっては、防水性を兼ね備えているタイプの場合は、施工の工程が変わる可能性もあります。屋根の施工には、作りによっては大がかりな工事になるケースもあるため、日数がかかることもあるのです。
天井裏に遮熱シートを貼る
天井裏に直接遮熱シートを貼るには、タッカーなどで打ち付けていく作業となります。断熱効果も期待できるよう、貼り方にはプロの技が関わってきます。室内に目立った影響がなく、作業時間もさほどかからずに遮熱対策ができるので、費用面でもお得に施工できるでしょう。
天井裏での施工は、屋根の裏から直接シートを貼り付けられるため、手軽に遮熱対策ができるのです。
遮熱シートを天井に施工するメリット
遮熱シートを使うことで、暑い夏の日差しの影響を受けにくくできるだけではなく、室内を涼しく快適にできます。では遮熱対策として遮熱シートを天井に施工すると、一体どのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは、天井に施工するメリットについて紹介します。
屋根を壊さずにすぐに施工できる
屋根を壊すような大がかりな工事にならずに、すぐに施工できます。足場を組むとどうしても費用が高くなってしまうため、コストを抑えるためには、天井に施工する必要があります。遮熱シートを屋根と天井の間に設置することで、遮熱効果だけではなく、断熱の役割も担ってもらえるため、多くのメリットを得られるでしょう。
夏場は太陽の暑さを遮ることでより涼しく、冬場は温かい空気が天井から逃げることもなく、快適な空間にできます。すぐに施工できるため、遮熱の効果もすぐに実感できるでしょう。費用の面でも大掛かりな施工をするものと比べれば、おのずと抑えることが可能となり経済的な面でも大きなメリットが得られます。
元の状態に戻すことも可能
天井に遮熱シートを貼ることで、効果的に遮熱対策をできるだけではなく、元の状態に戻せるメリットがあるのです。大がかりな工事をしてしまうと、現状復旧が難しくなります。それも、天井に遮熱シートを貼るだけならば、剥がせばすぐに元通りにできます。遮熱シートの耐久性によっては、年数が経過すると効果を感じられなくなるかもしれません。
しかし、天井に施工する方法であれば、交換も簡単に行えるため、効果的に安心して遮熱シートを取り入れられます。交換の際の費用も抑えることができるため、「まずは試してみたい」というような場合でも比較的簡単に取り入れられるでしょう。
まとめ
遮熱対策を屋根に施す時は、大きな工事をしなければならないケースもあるでしょう。しかし、使用するアイテムによっては、大がかりな工事は必要なく、コストを抑えながらも遮熱対策を講じることが可能です。コストを抑えながら、手軽に環境を整備できる遮熱シートは、色々な現場で取り入れられている遮熱効果が期待できるアイテムと言えるでしょう。
今回の記事で紹介したように、天井に遮熱シートを施工することで断熱の効果も得られ、さらに室内を省エネで過ごす環境を整備できるでしょう。ランニングコストを抑えながら環境に配慮した空間づくりをすることで、より快適に過ごせます。遮熱シートにはさまざまなタイプがあるため、より効果を得られる優れたアイテムの選択が必要です。
「プロックスマテリアル株式会社」では、耐久性に優れた遮熱シートを提供しております。施工してから10年間メンテナンスが不要ですので、安心して遮熱対策をお任せください。住宅はもちろん、オフィスや工場などの遮熱対策をご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。遮熱の専門家によるアドバイスと技術によって、快適な環境をつくれるはずです。お困りの方はお気軽にご連絡くださいませ。
